■見分け方・鑑定について
Q6. 偽ブランドの見分け方を教えてください。

ブランド品を法的に鑑定できるのはブランドメーカーか、もしくはブランドメーカーから鑑定の権限を受けている者になりますが、一般には真贋鑑定の情報は一切公開していません。また、直営店などに商品を持ち込んで、鑑定してもらうこともできません。基本的に製品に関する情報は、ブランドメーカーの機密情報になります。

「見分け方が分かれば、もっと安心できるのに・・・」と思うかもしれませんが、実は逆効果なのです。情報の公開により、偽造品製造業者にも見分け方のポイントが伝わると、それを改善して、更に高度な偽造品が作られてしまいます。より本物に近い偽造品を、本物と信じて買ってしまったという被害は増える一方です。

消費者の被害を食い止めるためにも、見分け方は一般に公表できないのです。

Q7. 質屋さんに持っていったら、「うちではお取り扱いできない商品です。」といわれました。私の商品は偽物なのですか?

そうとは言い切れません。

「うちでは取り扱いできない。」という回答には、二通りの可能性があります。

1つには、まず偽造品の可能性が考えられます。何等かの理由で、「持ち込まれた商品に偽造品の疑いがあるため、取り扱いを控えたい。」というもの。ただこの場合の判定基準は、あくまでも質屋さんの経験、知識などによるもので、質屋さんによって違います。そして、その判定結果は法的に効力のあるものではなく、その結果をもって販売店を訴えたりすることはできません。

もう1つには、文字通りお店が扱いたくないものという意味。単に持ち込まれた商品がかなり使い込まれてて、汚れや傷が激しいものや、あまり人気がなくなって、買い取ってもお店のメリットが低いと思われる商品であった場合です。

いずれにしても、質屋さんによって基準も違う場合がありますので、1軒目で言われたとしても、全ての店でそうだとは限らないと思います。なぜ扱えないのか、その根拠を自分が納得するように説明してもらえば不要な心配はさけられると思います。

Q8. 偽ブランド品を買ってしまいました。どうしたらよいのでしょうか?

あなたはどうして、その商品が偽ブランドだと思ったのですか? 友人の持ち物や以前に自分で買った物と比べて違うからですか?偽物が多いという噂を聞いたからですか?

同じブランドの商品と言っても、製造工場や製造時期によって、縫製の仕方や部品が異なることがあります。故に、本物どうしを比べても、若干の違いがあるのです。「もしや偽物?」と悩む前に、いくつもの商品と比較してみる必要があるでしょう。直営店以外で購入する場合には、事前にその商品についての情報を仕入れて、よく研究して下さい。安いからと言って、よく知らずに購入してしまうのは危険です。

では本物と比較を重ねた結果、偽物ではないかと判断したらどうしたらいいのでしょう?

偽ブランドをめぐるトラブルにはいくつもの解決方法があります。購入したときの状況や販売店の方針にもよりますが、販売店に事情を話して返金・返品を交渉してみるのも一つの方法です。しかし、購入した際に、たとえば「交換・返品は一切受け付けません」という表示があったにもかかわらず、商品がどうであるかを確認せずに、安価だったという理由だけで信頼性の低いお店から購入してしまった消費者の方にも責任がある事を忘れないで下さい

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