偽造品をつかまされて後悔しないために、どのような場所でどのような商品がどのような形で販売されているのか現状を知り、賢い消費者になりましょう。
露店(駅前、繁華街、イベント)
人通りの多い駅周辺・繁華街に露店を構え、時計やバッグやストラップ等の偽ブランドを販売。値段は、1〜2万円程度で真正品の価格に比べるとはるかに低価格。
販売者も、「コピー」「レプリカ」として売っているので、直接聞いて確認すればすぐに偽物と分かる。
警察でも随時取締を行っているが、販売者を替えて次々と販売を続けている。
店舗(平行輸入ショップ、ディスカウントショップ、大型スーパー)
インポートショップ・ブランドショップ・ディスカウントショップ・スーパーなど、お店で販売されるものについては、一見して見分けがつかないものが多い。トラブルを避けるには、
取り扱うブランドが偏っていないか
最新作や人気商品ばかりを大量に扱っていないか
値段が通常では考えられない程安く販売していないか
などを購入前にしっかりチェックすることが大切。
また、購入後でも返品が可能なのかどうか確かめて、商品も対応も信頼のできるお店で購入すること。
インターネット(パソコン、携帯電話)
<オークション>
インターネットのオークションを利用し、「コピー」「レプリカ」と表記して多数の偽ブランドを出品。悪質なものについては、複数のIDを使用して別人を装い同じような商品を重ねて出品している。
最近は、一部のオークションサイトでは、明らかにニセモノと分かる商品については主催者側が自動的に排除するような動きがはじまったため、本物と偽って販売し、偽造品を送付するというケースも急増。(詐欺行為になります!)
また、「新品・未使用」と表記した上で、「ご理解下さい」「値段で判断してください。」といった曖昧な表現を使用し、かなりの低価格で出品するユーザーもいるので要注意!
<インターネットのブランドショップ>
実際に店舗を構える並行輸入ショップも、最近は多数独自のホームページを作り、商品を販売している。また、実際には店舗は構えずインターネット上だけでブランド品を扱っているショップもある。こうしたショップの中には、並行して各オークションにも法人として出品しているところも多い。
しかし、良心的な値段で真正品を提供するショップに紛れて、一部偽造品を多数出品して、常に驚くような安価で販売したり、品薄で手に入りにくいはずの人気商品を膨大な数仕入れ、共同購入を開催したりするショップもある。
商品は 一見しただけでは判断がつかない出来で、ショップ側も実際知らずに扱っていることもありうる。商品を受け取ってようやく疑問に思ったり、修理に出したり、質屋に持っていって初めて不審に思う消費者も多いので、トラブルを未然に防ぐためにも、信頼できるショップを利用し、必ず購入する前に返品・返金が可能かどうかの確認を。
<掲示板>
インターネットの掲示板や携帯電話の掲示板に「コピー商品売ります。」などといった書き込みをして販売。商品は随時海外で仕入れてくるケースが多く、価格は1万円〜2万円程度で安い。
掲示板の主催者側でもコントロールを強化し、不正商品の取引については、書き込みを削除したり、掲示板を閉鎖したりして対策しているようである。
通販・雑誌(ブランド雑誌、ファッション雑誌など)
掲載する商品もお店もかなり違うので、雑誌自体も見比べて、内容のしっかりしたモラルの高い雑誌・商品を見抜く目を持つことが大切。
紹介されているのは、インターネットやショップで販売されているお店の商品がほとんどだが、商品を実際に手に取ってみることが出来ないため、販売者と消費者との間の行き違いやトラブルが絶えない。
常識を超えるような安価な商品などは、最初から避けるようし、なるべく慎重に考えてから購入に踏み切る。また、しっかり事前にお店と連絡をとり、購入前には必ず万が一の返品・返金が可能であるか確認することが大切。
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