平成18年9月28日、警視庁八王子警察署は「グッチ」の偽物をインターネットで販売していたとして、東京都中野区の会社役員女性(35歳)を商標法違反の現行犯で逮捕し、自宅マンションから偽ブランド商品約430点を押収した。
女性は、平成12年頃からインターネット上でホームページ「B」を開設し、本物と称してグッチやディオールなどの偽造品を販売していた。同ホームページは、ブランド品を安く売る店として、テレビや雑誌などにも取り上げられたことがあり、これまでに約2千万円を売り上げていたという。
平成17年10月頃、グッチ社の日本法人が疑わしい商品をネットで購入したところ偽造品と判明したため、弁護士を通じて警告した。女性は同社に対し「偽物とは思っていなかった。今後はもう仕入れない」などと回答し、一旦ホームページを閉鎖したものの、年が明けると再度ホームページを立ち上げ、偽物の販売を再開したため、それを発見したグッチ社が警視庁に相談をしていた。