偽ブランド販売と称して、迷惑メールを受信したり、知らないうちに郵便ポストに往復ハガキのチラシが入っていたことはありませんか？

今年に入ってから、偽ブランドらしき商品を掲載したハガキやメールを不特定多数に広範囲に渡って配布。購入希望者には、「代金引換郵便」の指定で、実際には偽ブランドとは全く別の粗悪な商品を送りつけてくるという何とも悪質な詐欺が横行しています。

ハガキには、偽ブランドと思われる時計やバッグの写真を掲載し、時計は1万円前後、バッグは6千〜2万円といずれも低価格で、真正品の約100分の1〜10分の1にあたる価格で販売しています。購入者は、「安心」を逆手に取った代引きシステムのため、商品が届いても代金を全額支払うまでは開封できず、中を確認してみるとそこには注文したものとは全く別のものが！という事態に。

連絡先は携帯番号。もちろん何度連絡しても連絡が取れないまま、返品もできません。住所も都内の私書箱やメールボックスを転々としているようで、最終的には住所もつかめないまま泣き寝入りという事になります。警察に相談するにも、商標法違反ではなく、詐欺罪にあたりますので、事件として立件するのが非常に困難なのが現状です。

このような被害の増大を食い止めるためにも、もし同様の状況が発生した場合には、当然の事ですが、絶対に購入しないでください。また、いつ頃、どのような形でオファーがあったのか、参考までに当法人まで情報をいただければと思います。