Q:コンバースの服に関しても同じですか?
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A:コンバースについては、権利関係については服と靴でほぼ同じですから、日本の権利者が製造・販売した物品でなければ日本国内で輸入・販売できないと考えるべきです。
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Q:どの国で製造した物品が販売可能でどの国で製造した物品が販売不可ですか?
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A:どの国で製造したかは問題ではありません。日本の権利者が製造・販売した物品かが問題で、日本の権利者以外が製造・販売した物品は日本では輸入・販売できません。日本の権利者が製造・販売した物品が日本国外で販売された場合は、基本的に、商標権侵害物品になりますので、日本国外では原則として販売されていないはずです。又、日本国外で日本の権利者からの委託を受けて製造している工場等は、販売する権利は持っていませんから工場から購入した物品を販売すれば商標権を侵害することになります。即ち、実質的には国内で購入した日本の権利者が製造・販売した物品以外は販売できないことになります。
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Q:コンバースの日本の権利者が製造・販売した物品の販売に問題はありますか?
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A:国内で購入した日本の権利者が製造・販売した物品、靴も服も問題ありません。オークションやショッピングモールを主宰するプロバイダより輸入したコンバースの販売についての通知があったかもしれませんが、対象としているのはあくまで「輸入したコンバースの販売」です。
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Q:販売可能な物品と販売不可の物品との見分け方を教えて下さい。
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A:守秘義務が課せられている関係(一般に偽造品と真正品との見分け方を公表しますとより精巧な偽造品を誘発するとの観点から公開をしないのが普通です)から全てを開示することはできませんが、以下の事は開示可能です。
以下の物品については販売が可能です。
−靴の箱に添付されているシール右上に「JPN」が印字のあるもの
−靴のタン(ベロ)部分裏のラベル右下に「JPN」の印字があるもの
注意:上記は、「キャンバス オールスター HI & OX」の定番カラー(ホワイト、レッド、ブラック、ネイビー、オプティカルホワイト、ブラックモノクローム)の場合です。上記以外の製品についても、日本国内で販売が可能な物品には、原則として、いずれかの箇所に「JPN」の刻印が付されています。
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