■偽ブランドのタイプ

偽ブランド」という言葉をよく聞きますが、ひとくちに「偽ブランド」と言っても、現在、日本の市場に出回っているものは、その値段、質などから2種類に分けられます


<タイプ1>
一見しただけで偽物とわかるもの


<タイプ2>
一見しただけでは偽物とはわからないもの


これは売る側も買う側も
偽物と知っていながら
売買しているような偽物です。

これは買う側が、本物と思って
買ってしまう偽物です。
場合によっては、
売る側も偽物とは知らずに
売っている場合があります。



値段はかなり安い。    

本物の60%〜90%安の値段。


値段は本物とあまり変わらない。

本物の10%〜30%安の値段。


主に香港や韓国などで売られている
時計やバッグ。
日本でも、夜の露店や
ネットオークションで
「レプリカ」として販売されています。



主に、ディスカウントショップ、
インポートショップで
販売されています。

縫製や素材が悪い。
一目で偽物とわかるものや、
本物にはない商品、デザインがある。


作りは比較的良い。
細部にわたって、本物に似せてあり、
偽造の保証書や箱も付いている。



では、具体的にはどのような商品があるのでしょう?
いくつか代表的なものを紹介します。



 
<タイプ1>
<タイプ2>
商品の種類 時計・バッグ類 バッグ類・衣料品
主なブランド


<時計類>

ロレックス、カルティエ、ブルガリ、エルメスなど

<バッグ類>
ルイ・ヴィトン、フェンディ、プラダ、エルメスなど


<バッグ類>

グッチ、クリスチャン・ディオール、フェンディ、ブルガリなど

<衣料品>
ラルフローレン、ナイキ、フィラ、エル、アディダスなど

流通経路
外国人の露天商が
繁華街などで販売

並行輸入品店などで販売
製造している地域 韓国、中国、香港など


<バッグ類>
 
ヨーロッパなど

<衣料品>
中国、インドネシア、フィリピンを中心とする東南アジア

利益の行方
日本国内での流通・販売の利益は、暴力団組織へ。


ユーロマフィアなどの資金源に。


■偽ブランドを買わないために気をつけること

まず欲しい商品についてあらかじめ研究した上で、自分なりの鑑識眼を養うことです。また、信頼のおける店で購入して下さい。欲しい商品があったからと言って、すぐ飛びつくのではなく、じっくり商品を吟味してから買いましょう。

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